家庭用脱毛器トリアについて

トリアは、日本国内で販売されている、唯一の家庭用のレーザー脱毛器です。

 

医療機関でしか受けることができないレーザー脱毛を自宅でできる、というのはやはり魅力的。

 

でも、痛みの強さや安全性など、心配なこともありますよね。そんな方々のために、この記事ではトリアを徹底解説します。

 

 

 

トリアのレーザー脱毛の仕組みをおさらい

メラニン色素に反応する波長のレーザーを照射して、ムダ毛の毛根を高温で熱し、それによって脱毛させる仕組みです。

 

光脱毛と仕組みは同じですが、光脱毛のライトが、電球のように拡散性を持っているのに対し、レーザーは光をピンポイントで照射することができます。

 

光のパワーが一点に集中するため、毛根に当たると、より高い熱をさせることができますし、脱毛効果もその分高くなります。

 

 

トリアの使い方

トリアでは2017年現在、レギュラータイプの「トリア×4」と、より小さな範囲を処理することができる「プレシジョン」、2種類のレーザー脱毛器を販売しています。

 

この記事では基本的に、レギュラーの「トリア×4」を取り扱いますが、基本的な使い方や注意点などは、「プレシジョン」も同じです。

 

 

使い方の手順

トリアを充電しておく

トリアの電源はコンセントではなく、充電池です。フル充電までに約2時間かかります。

 

充電しながら使用することはできませんので、使用前に充電しておきましょう。

 

 

患部のムダ毛を剃り、冷やしておく

毛根にしっかりとレーザーの光が届くように、ムダ毛は短く剃っておきます。ただし、剃った直後にレーザーを照射すると、肌が荒れる場合があります。できれば前日に剃っておくのがおすすめです。

 

レーザーを照射する前には、痛みと火傷の防止に患部を冷やしておきます。

 

トリアの設定を行う

トリアに電源を入れ、ディスプレイを見ながら出力レベルを調節します。レベルは電源ボタンで変更しますが、最初はレベル1から始めましょう。

 

トリアは、ちょうど立ち上がったスヌーピーのようなフォルムをしています。電源ボタンやディスプレイは頭の部分に設置されています。

 

出力レベルのほか、ディスプレイには電池残量と照射回数が表示されます。照射回数は、トリア1回の使用で何回ショットを打ったかをカウントするものです。カートリッジ残量ではないので、間違わないようにしましょう。

 

脱毛処理

照射口を患部にあてると、自動的にレーザーが照射されます。「ピッ」という電子音がしたら、位置をずらして打っていってください。

 

トリアのショットは、機械が肌を感知して照射を行う、自動ショットのみとなっています。

 

1回1回操作しなくてもすむので楽ですが、気をつけないと誤ってレーザーが照射される危険もあるので、電源を入れたら取り扱いには注意が必要です。

 

たとえば照射口を手でふれただけでレーザーが照射される可能性もありますし、誤って照射口をのぞいたりすると、目に向かってレーザーが照射されるリスクもあります。

 

小さい子供やペットがさわって、レーザーが照射されるというのも、怖いですね。光脱毛器も危険ですが、レーザーはもっと出力が高いですから、誤照射がないように、使用時は充分に気をつけてください。

 

処理したムダ毛は、数日たつと自然に抜けます。

 

 

どのくらいの周期で使用すればいいの?

メーカーでは、最初の3ヵ月間は2週間に1回のペースでの使用を推奨しています。

 

冒頭で解説したように、レーザー脱毛は毛根に高熱を加えてムダ毛処理を行います。そのため、処理の過程で肌や毛穴も熱でダメージを受けます。ごく軽症の火傷を負っている感じです。

 

そのため、トリアを頻繁に使用すると、肌が回復しないうちにダメージが蓄積し、肌トラブルの原因になります。

 

 

トリアの使用に向いている部位、向いていない部位。使用できない条件はある?

トリアを使用することができない部位

トリアの取扱説明書によると、

 

  • 乳首、乳輪
  • 性器
  • 肛門の周囲

 

以上の4ヵ所については、トリアでの処理はしないでください、と明記されています。

 

これらは、耳以外は皮膚に色素が沈着していることが多いため、レーザーが反応して火傷するリスクがあります。しかも、皮膚が薄くデリケートにできている部位ですから、なおさら、レーザーで傷つく確立が高いのですね。

 

性器、という表現は少しあいまいですが、いわゆるVラインはOK、奥のIライン、OラインはNG、と判断してかまいません。

 

また、顔の、鼻から上の部分も使用しないほうがよい部位です。これは、レーザーが誤って目に入ることを予防するためです。

 

メーカー側で使用を禁止しているのは以上ですが、このほかに、メーカーで使用を制限してはいないものの、トリアの使用に向かない部位もあります。

 

トリアの使用に向かない部位
背中、腕、足など処理範囲が広い部位

トリアの照射範囲はだいたい1平方センチメートルしかありません。そのため、腕全体や背中全体など、大きな部位を処理するのは、現実的には無理だと思ったほうがよいでしょう。

 

広範囲の脱毛を希望している方は、照射範囲の広い光脱毛器のほうが向いています。

 

白髪、銀髪、赤毛、産毛など

トリアのレーザーは、黒系、茶色系など、濃い色のメラニン色素を持っていないムダ毛には、照射しても熱を発生させることができません。

 

白髪や銀髪が向かないのはすぐわかりますが、赤毛も、うまく脱毛することができないようです。日本人はいわゆる赤毛はかなりレアだと思いますが、ムダ毛が薄茶色系の場合は、脱毛効果が低いかもしれません。

 

トリアの公式ページでは、肌色や毛の色がトリアの使用に向いているかどうかをチェックすることができます。患部の肌の色とムダ毛の色をらじをボタンで選択し、確認ボタンをクリックすれるだけでOKです。

 

産毛については、ユーザーの方々の声を聞くと、色に関係なく、あまり脱毛効果が感じられないようです。

 

ムダ毛の色によって脱毛効果に違いがある

 

ムダ毛の色による違い

 

妊娠中の方、授乳中の方、18才未満の子供は使用を避ける

これらの方々は、体調がデリケートだったり、ホルモンの分泌が安定しない、というのが共通点です。

 

重篤な悪影響があるわけではありませんが、体調を崩したり、脱毛効果が低くなる可能性があるため、使用を避けたほうが無難、ということなのです。

 

 

部位ごとのトリアとの相性

○……脱毛効果あり、△……使用できるが効果は低い、または処理しづらい、×……使用できない

 

部位 トリアとの相性
顔の上部   ×
ひげ   ○
わきの下   ○
腕・足・胸・背中などの広い部位   △
おへそまわり   ○
Vライン   ○
Iライン・Oライン・性器   ×
指毛など細い毛、産毛   △

 

 

〈コラム〉 産毛にトリアが効かないのはなぜ?

医療機関で産毛をレーザー脱毛するときには、太いムダ毛を処理するときよりも、出力を上げて照射します。

 

ムダ毛が細いと、高い熱が発生しづらいため、その分、レーザーのパワーを上げる必要があるわけです。

 

しかし、医療機器と違い、家庭用脱毛器であるトリアはユーザーの安全面を考慮して、そこまで高出力での照射はできないようになっています。

 

トリアのレーザーは、産毛にも効くダイオードレーザーを採用しているのですが、出力を抑えているため、産毛には効果が発揮できない、というわけなのです。

 

 

トリアのメリットとデメリット

トリアの優れている点、逆に少し不便な点などをまとめました。

 

メリット

出力が高いので、安心感がある

トリアのパワーは家庭用脱毛器の中ではダントツの高さで、6〜22ジュールもあります。数字だけの単純比較なら、エステサロンの光脱毛よりも高出力、というデータも。

 

出力が高いほど、毛根を高温で処理することができますから、ムダ毛をぜひなくしたい、という方には、トリアのハイパワーは心強いですね。

 

太い毛や剛毛に高い脱毛効果がある

上で解説したように、細い産毛は不得手なトリアですが、その代わり、太くて目立つムダ毛には高い脱毛効果を発揮します。

 

太いほうがメラニン色素の総量が多くなりますから、1回の照射あたりに発生する熱が高くなり、毛根にしっかりとダメージを与えることができるというわけです。

 

そのため、手ごわいひげの脱毛も、コンスタントに使用を続けると、かなり薄くすることができます。

 

カートリッジ交換がいらない

トリアは、機器の内部に組み込まれたダイオードによってレーザーを発生させる仕組みです。光脱毛のようにカートリッジの交換は必要ありません。

 

充電式なのでコードレスで使える

体のあちこちに使いたいときは、長いコードが着いていると、からまったりして意外と邪魔になります。

 

トリアは完全充電式なので、コードレスですっきりと使うことができます。

 

 

デメリット

使用時の痛みが強い!

これは、ハイパワーであるレーザー脱毛器の宿命ですね。

 

この記事でも何度かふれたように、レーザー脱毛や光脱毛は毛根を高熱で焼いて処理します。トリアのように高出力の脱毛器は、脱毛効果が高い分、使用時の痛みは強くなってしまいます。

 

高い脱毛効果と表裏一体のデメリットですね。ただ、痛みそのもの以上に、メーカー側に痛み対策をする意識が感じられないという点に不満というユーザーさんもいますね。

 

照射範囲が狭いので、処理できる部位が限られる

トリアは照射範囲が約1cmとかなり小さいです。がんばって使っている方もありますが、広い範囲の脱毛をコンスタントに処理するのは難しいでしょう。

 

そのため、広い部位を処理したい方は、光脱毛器をもう一台用意したり、ワックスやクリームを使うなど、別の方法と併用していることが多いようです。

 

トリア一台で全身の処理ができないのは、どうしても面倒ですね。

 

本体が重いので、使っていると疲れる

トリアは、ハンドピースの中にダイオードをはじめ、ディスプレイ、充電装置まで、全部の機器が組み込まれており、そのせいで重量があります(約584g)。

 

500mlのペットボトルくらいですが、ずっと手に持って操作を行っていると、疲れると思います。特に、本体とハンドピースが分かれているタイプの脱毛器を使っていた方には、かなり重く感じるかもしれません。

 

充電が切れやすい

1回の充電でだいたい連続30分間の使用が可能なようですが、ただ、照射範囲が狭いので、あちこち処理していると30分はすぐに経過してしまうかもしれません。

 

フル充電に2時間、連続使用時間は30分というアンバランスさに、使い勝手の悪さを感じるユーザーもあるようです。

 

トリアの性質はメリットにもデメリットにもなる

トリアのメリットとデメリット

 

 

トリアの脱毛効果は? 使い心地は? 痛みの強さは?

トリアユーザーの方々の口コミを集めました。

 

良い口コミ

  • 処理を始めてから半年くらいではっきりと効果が見えはじめ、1年くらい使うと目立たないくらいに細くなりました。
  • 根気よく続けると、ひげでもかなり薄くすることができます。1年がんばったところ、今では剃りあとがほとんど見えないくらいです。
  • 患部をきちんと冷やせば、抜くよりも痛くないです。

 

悪い口コミ

  • 痛みが強くて数回使って挫折しました。ひげは痛みが強いように思います。毛膿炎もできやすいような……。
  • レベル1、2だとあまり効果がないような気がします。しっかり処理したいのであれば、レベル3以上の強さがおすすめ。
  • 照射口が小さいので、かなりショットを打つ必要があるし、半年以上続けないと効果がはっきり出ないので、いろいろと根気が要ります。

 

 

口コミまとめ

半年から1年くらい、しっかりと処理を続ければ、かなり脱毛効果はある、という声が多かったです。

 

ただ、何人かの方が言っているように、痛みの強さと照射範囲の狭さという、トリアの弱点を我慢しながら、長期間使い続けないといけないため、効果を得るまでには根気と忍耐が要求されます。

 

脱毛に対するモチベーションをいかに維持できるかが鍵になりますね。

 

処理中の痛み、処理後の赤み・炎症などに関しては、とりあえず処理前にアイスバッグで感覚がなくなるまで冷やしたり、冷却、消毒などのアフターケアを行うことで、軽減することができます。

 

いろいろ試してみて、でもやっぱり使い続けるのは大変、と感じたら、保証サービスを利用して30日以内に返却する方法もあります。

 

脱毛自体が苦役になるのもつらいですからね。

 

家庭用脱毛器は、トリア以外にもいろいろあります。値段やメリットもさまざま。

 

ぜひ、比較して、自分にあった家庭用脱毛器を見つけましょう。当サイトの下記ページで、家庭用脱毛器を紹介していますので、ぜひ、こちらも参考にしてみてください。

 

おすすめの家庭用脱毛器はこちら

 

 

トリアを購入する場合の、価格やコスパを考えよう

トリアの基本スペック

サイズ / 重量 縦120mm× 横80mm× 高さ230mm / 約584g
照射範囲 直径1.0cm
出力調整 5段階
連続照射 シングルショットのみ
別売オプション なし
電源 充電池
セット内容 製品本体、充電専用アダプター、取扱説明書
保証

30日間返金保証
メーカー2年間製品保証

 

 

トリアを安く買いたい。いちばん安いのはどこ?

トリア公式ショップ、amazon、楽天市場の価格比較です。

 

  価格 送料 ショップ 代引手数料  
41,800円 無料 amazon × 324円  
54,800円 無料 トリア楽天市場店 × 648円  
54,800円 無料 トリア公式ショップ × 648円  

 

トリア楽天市場店とトリア公式ショップは、商品価格は同じですが、楽天市場はポイント付与がある分、公式ショップよりも少しお得といえるのではないでしょうか。

 

ちなみに、amazonの中古市場、マーケットプレイスでは、新品未開封品が40,000円前後で出品されています。普通に購入するよりは2,000円ほど安いのですが、メーカー保証を受けることができないので注意です。

 

 

トリアのコストパフォーマンス。保証内容は? 電池交換や修理は?

保証内容

トリアの保証は、「30日間返金保証」と「メーカー2年間製品保証」となっています。

 

30日間返金保証は、購入後30日以内であれば、返品・返金に応じるというものです。返品の理由は何でもよく、「デザインが気に入らない」という理由でもかまわないそうです。

 

また、使用したあとでも返品が可能です。

 

メーカー2年間製品保証は、トリアに不具合、故障が起きた場合、購入後2年以内であれば、無料で修理や交換を行ってくれるサービスです。ただし、ユーザーが不適切な使用をしたケースはサービス対象外です。

 

トリアの充電池はどのくらいもつ? 交換はどうするの?

トリアの電池は、約500回の充電が可能です。2週間おきに使用した場合だと、だいたい4年間くらいは使うことができる計算になりますが、平均すると2年〜3年で寿命になるようです。

 

充電しないでおくと放電したり、電池が弱るなど、トリアの電池は少し扱いがデリケートなので、本来のポテンシャルいっぱいに使えることは少ないようですね。

 

保証期間内に充電池が使えなくなった場合は、サポートセンターに連絡すると無料で電池交換してくれます。

 

保証期間を過ぎてからの修理、電池交換はいくらかかるの?

保証期間外の修理や電池交換のサービスは行っていません。

 

その代わり、サポートセンターに連絡すると、半額クーポンがもらえます。つまり、半額で新しいトリアに買い換えてください、ということなんですね。

 

半額で新品に買い換えられるのがお得な気もしますし、故障したら実質使い捨てというのがもったいない気もしますし……。

 

この半額買い替えのサービスを受けるには、

 

  • 公式ショップで購入したトリアであること
  • 故障した本体をトリアへ郵送すること

 

このふたつが条件になります。中古品を購入した場合は対象外になってしまいますね。

 

トリアの保証内容

 

 

〈コラム〉 なぜ、家庭でレーザー脱毛器を使うことができるの?

レーザー脱毛は医療行為なので、医師の資格がない人が行った場合は違法行為になる、と聞いたことはありませんか?

 

美容情報に関心のある方であれば、たまに、医師資格のない看護師などがレーザー脱毛を行ったという理由で、クリニックが摘発された、というニュースが報じられているのを覚えているかもしれませんね。

 

トリアは、この記事で解説してきたように、レーザー脱毛を行うことができる家庭用脱毛器です。

 

医師資格を持たないユーザーが、ムダ毛処理するのは、違法にならないのか? そもそも販売・購入がなぜ認められているのか? ちょっと気になりますよね。

 

レーザー脱毛が医療行為であるという法的な根拠になっているのは、平成13年に厚生労働省がだした、以下の見解です。

 

「用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為を医師でないものが行うと、医師法17条違反となる。」

 

つまり、「医療行為」の基準は、レーザー脱毛か光脱毛か、ということではなく、毛乳頭(体毛を作り出す器官)を破壊するような強力な方法で脱毛処理を行うかどうか、ということなのですね。

 

逆にいうと、毛乳頭に充分なダメージを与えないような出力であれば、レーザー脱毛器を使っても医療行為ではないので、医師資格のない人でも扱うことができるわけです。

 

医療機関ではないエステサロンが脱毛処理を行うことができるのも、レーザー脱毛器であるトリアをわたしたちが使用することができるのも、出力の低さが根拠になっているのですね。

 

トリアはレーザー脱毛ができる家庭用脱毛器ではありますが、やはり医療レーザーのような効果は期待できない、ということにもなります。