家庭用脱毛器フィリップス ルメアについて

フィリップスが開発した家庭用脱毛器、「ルメア」シリーズを解説します。

 

日本では、まず電気シェーバー、それから電動ハブラシや音楽機器などがよく知られているフィリップス。でも本来の主力品は、ヘルスケア製品や医療関連機器なんですよ。

 

ということは、光脱毛器はまさにフィリップスの十八番のジャンルです。機能や性能を見ていきましょう。

 

 

 

 

フィリップス ルメアの特徴

ハンドピース一体型

フィリップス ルメアは、ハンドピースの内部に蓄電器から電源、ランプまですべての機器が収納された、ハンドピース一体型の家庭用脱毛器です。

 

小さなスペースに収納することができる、比較的手軽に取り扱うことができる、ボックスタイプよりもコードが邪魔になりづらい、といったメリットがあります。

 

 

ルメアシリーズは「光美容器」

フィリップスでは「ルメア」シリーズは、家庭用脱毛器ではなく、「光美容器」とジャンル分けしています。

 

というのは、ルメアの出力は永久脱毛することができるほどハイパワーではないため。

 

使用している間はムダ毛を細く、薄い状態に維持したり、生えづらくするといった効果がありますが、使用をやめると、ムダ毛はやがて元に戻ります。

 

長く使い続けてツルツル状態を維持するとか、肌を出す前のケアとしてルメアを使用する、といった使い方になります。

 

 

1台で広い範囲の脱毛に対応

フィリップス ルメアには、

 

  • からだ用
  • 顔用
  • ビキニエリア用

 

3種類のカートリッジが付属されています。付け替えることで顔部分、ボディ部分、ビキニエリア部分など、幅広い部位の脱毛が可能です。

 

なお、フィリップスによると、ビキニエリア用のカートリッジは業界で初めて、ビキニエリア専用に開発されたカートリッジだそうです。

 

ただし、ルメアを使用してはいけない部位、箇所もあります。使用できない部位については「使い方」のところでくわしく解説します。

 

 

皮膚科の医師と共同開発。安全、安心に配慮した設計

ルメアシリーズのコンセプトは、「肌へのやさしさ」。

 

そのため、開発に当たっては皮膚科の医師の意見を取り入れ、2,000人以上の女性を対象にテストも行いました。

 

その結果、使用したユーザーの76%が「痛みがない」と回答しています(※)。
(※足への照射。2013年フィリップス調べ)

 

また、光脱毛につきものの誤射のリスクを抑えるため、「安全リング」を搭載しています。ライトの照射口周囲にセンサーを設置し、肌に正しくあてないと、ライトが照射されないシステムです。

 

 

内蔵UVフィルター

フィリップス ルメアには、紫外線をカットするフィルターが内蔵されています。

 

光脱毛に使用されているのはキセノンランプですが、キセノンランプは光と一緒に紫外線を放出するという性質があります。そこで、UVフィルターを内蔵して、肌に有害な紫外線をカットするのです。

 

もちろん、光脱毛タイプの家庭用脱毛器はすべてフィルターが取り付けられており、紫外線にあたる波長(10 - 400 nm)をカットするようになっていますが、紫外線専用のフィルターが使用されているのは、安心感がありますよね。

 

 

追加コストはゼロ

フィリップス ルメアはジェルやローションなどは不要です。購入したらそのまま使うことができます。

 

また、カートリッジ交換もありませんので、追加コストも発生しません。

 

カートリッジを使い切ったら本体ごと買い換えなければならないというデメリットはありますが、カートリッジは最大ショット数が25万回 × 3個が付属していますから、かなり長期間使用することができるのではないでしょうか。

 

 

フィリップス ルメアを使う

脱毛の手順

 

脱毛の手順

 

シェービング

脱毛したい部位のムダ毛は、あらかじめシェービングしておきます。肌荒れ、カミソリ負けが気になる方は、ハサミでできるだけ短くカットしてください。

 

光脱毛は、ライトがムダ毛のメラニンに反応して熱を発生させます。ムダ毛が伸びた状態で照射すると、必要以上の熱が発生して肌が熱せられ、熱や痛みを感じることがあります。

 

汚れチェック

カートリッジの照射面や、照射面の周りに取り付けられたセンサー部分に汚れが付着していないか確認します。汚れているとセンサーが正しく働かないなど、適切な使用ができません。

 

汚れていたら、布や綿棒に少し水を含ませ、軽くふき取ります。水分を残さないようにしましょう。

 

レベル調節

電源を入れ、出力レベルを調節します。

 

出力レベルは患部の肌色に応じて調節してください。肌色ごとの出力レベルの目安はこのようになっています。

 

肌色 出力レベル
ホワイト 4〜5
ベージュ(明るい肌色) 4〜5
ライトブラウン(標準的な肌色) 4〜5
マイルドブラウン(小麦色) 3〜4
ダークブラウン(褐色) 1〜3
黒に近いブラウン 使用不可

 

肌色が薄い部位は高い出力でもOKですが、肌色が濃い部位は出力を抑えないとやけどの原因になります。

 

照射

照射口を肌にあてます。照射口の周りのセンサーを肌におしあてるように密着させてください。本体のヘッド部分が肌に対して直角になるようにすると、あてやすいと思います。

 

「Ready」ランプが点灯したら準備完了。照射ボタンを押してショットを打ちます。

 

連射したい場合は、照射ボタンを押しっ放しにしながら、肌の上を滑らせていきます。

 

アフターケア

処理後にかゆみやほてりを感じたら、濡れタオルやアイスバッグで冷やします。

 

肌のコンディションによってはドライスキンになることがあります。その場合は処理から24時間が経過するのを待って、保湿剤などでケアします。

 

保湿剤は無香料タイプを選んでください。

 

 

フィリップス ルメアはどのくらいのペースで使用する?

使いはじめの2ヵ月は2週間に1回のペースでケアを行います。

 

2ヵ月が過ぎたあとは、4〜8週間に1回のペースで使用を続けてください。

 

冒頭で解説したように、フィリップス ルメアは永久脱毛することはできません。使用をストップするとムダ毛はじょじょに元の濃さに戻っていきます。

 

ムダ毛がない状態をキープするには、使用を続ける必要がある。

 

使用をストップすると……

 

 

フィリップス ルメアが使えない部位、使えないケースは?

ルメアで処理することができる部位とできない部位

 

使用できる部位 使用できない部位

鼻下
あご
もみあげ
わきの下


へそ周り
ビキニエリア

目の周り
眉毛周り

乳首
乳輪
へそ内部
外陰部
膣部
肛門
男性器
顔全体(男性の場合)

 

機種によっては顔の処理に使用することができない場合があります。取扱説明書を確認してから使用してください。

 

また、目にライトが入るのを防止するため、顔の処理には必ず顔用のカートリッジを使用しましょう。

 

ビキニエリア

フィリップス ルメアは、デリケートな部分の処理にも使用することができるように設計されています。

 

一般に、家庭用脱毛器は、Vラインと呼ばれる部分だけにした使用することができませんが、ルメアはIラインの両脇あたりまでは処理できるようです。

 

ただし、上記表にあるように、外陰部、膣など粘膜部分への使用はNGです。また、使用可能な範囲でも、色素が沈着している場合は使用しないでください。誤射に気をつけましょう。

 

へそ内部

おへそ周りの脱毛はOKで、おへその中はNG。

 

へそはすぐ下に腹膜があり、しかも皮下脂肪がほとんどありません。つまり、へそと腹膜が薄い皮膚を通して接している状態です。

 

そのため、へそを刺激するとそのまま腹膜の刺激につながり、腹痛になる恐れがあります。また、へその皮膚に傷がつくと、感染症になるリスクもあります。

 

顔全体(男性の場合)

男性のひげ脱毛に使用するのは推奨されていないようです。

 

ひげは一般に1本1本が太いです。ライトを照射するとほかの部位よりも高い熱が発生しやすく、やけどや炎症、皮膚炎などの肌トラブルが起きやすいためです。

 

背中脱毛はできる?

照射自体には問題がありませんが、背中の産毛が白っぽい色をしている場合は、脱毛効果はあまり期待できません。

 

ルメアを使える毛の色は……

 

使用できる毛の色

 

濃い色の毛は脱毛効果がありますが、薄い色、明るい色の毛は、ライトを照射してもあまり効果がありません。

 

 

フィリップス ルメアを使用することができないケースは?

 

コンディションによるもの

いぼ、ほくろ、そばかす、しみ、濃い色素斑、傷跡
大静脈の通っている箇所
妊娠中、授乳中

施術によるもの

刺青(タトゥー)、ボディペイント、アートメイク
シリコン注入物、ペースメーカー、皮下埋め込み式カテーテル(ポート)のある箇所
ピアス、ボディピアス

病気によるもの

心臓疾患
皮膚がん
出血障害
皮膚のケロイド症状、創傷治癒欠損など
糖尿病、紅斑性狼瘡、ポルフィリン症、うっ血性心臓病
HIV感染者、AIDS
下肢静脈瘤、血管拡張症などの血管病
光アレルギー

投薬、治療によるもの

ヒアルロン酸、ベータヒアルロン酸、イソトレチノイン、アゼライン酸で皮膚を治療中
鎮痛剤の服用をしている
感光性を強める性質のある薬を使用している
抗凝血剤を使用している、アスピリンを多用している
免疫抑制剤を使用している

 

表中の「イソトレチノイン」と「アゼライン酸」は、皮膚炎やにきびの治療薬ですが、日本では医薬品として認められていないものです。基本的には心配は要らないでしょう。

 

ただ、アゼライン酸は個人輸入が可能です。にきび薬を海外サイトから購入している方は、使っている薬の中にアゼライン酸がないか確認してください。

 

 

フィリップス ルメアは、どれを選ぶ?

2010年に登場して以来、フィリップス ルメアはいくつもの機種を発表していますが、現在販売されているのは

 

  • ルメア プレステージ
  • ルメア アドバンス
  • ルメア エッセンシャル

 

この3機種になります。3つのスペックを比較してみましょう。

 

  プレステージ アドバンス エッセンシャル
サイズ / 重量 15×22×7cm / 538g 17.7×14×9.2cm / 358g 4.7×7.9×12.9cm / 206g
出力 2.5〜6.5 J(cm2) 2.5〜5.4 J(cm2)  (データなし)
照射範囲 4.0cm2(ボディ)

2.0cm2(顔、ビキニエリア)

4.0cm2(ボディ)

2.0cm2(顔、ビキニエリア)

4.0cm2
最大ショット数 25万回(レベル5) 25万回(レベル5) 20万回(レベル5)
ショットのスピード

(両膝下の処理にかかる時間)

16分 16分 22分
出力レベル 5段階調節 5段階調節 5段階調節
ショットの強さ(レベル5) ★★★ ★★
カートリッジ 顔用

ボディ用
ビキニエリア用

顔用

ボディ用
ビキニエリア用

ボディ用のみ
照射モード シングルショット

連続ショット

シングルショット

連続ショット

シングルショット

連続ショット

電源

充電式
(充電時間100分)

コンセント コンセント
セット内容 清掃用クロス、ポーチ、海外使用対応充電器、取扱説明書 清掃用クロス、ポーチ、取扱説明書 取扱説明書
その他の機能

内蔵 UV フィルター
誤照射防止機能

内蔵 UV フィルター
誤照射防止機能

内蔵 UV フィルター
誤照射防止機能
肌色センサー

 

「ルメア プレステージ」と「ルメア アドバンス」は、基本的な機能は同じです。違いは、プレステージのほうがパワーがやや高く、電源が充電式になっているという点です。

 

「ルメア エッセンシャル」は、全体的にコンパクト、かつ軽量にデザインされており、ショットのパワーは低め、そして肌色センサーが搭載されているなど、ビギナー向けの仕様になっているようです。

 

ライトに使用することができますが、その代わり、カートリッジ交換ができない、ショットが遅い、ショット数の上限が少ないという欠点もあります。

 

「出力」の欄の「6.5 J(cm2)」は、1平方センチメートルあたりのジュール数ということです。ハンドピース一体型の家庭用脱毛器としては、平均的なパワーといえますね。

 

 

プレステージ、アドバンス、エッセンシャル、それぞれの口コミは?

ルメア プレステージの口コミ

  • 薄いムダ毛はけっこう早く効果が実感できます。濃い毛はけっこう時間がかかる気がします。
  • 2、3回使っただけでは効果は出ません。数ヵ月くらい使ったらかなりツルツルになりました。根気強く処理するのがおすすめです。
  • 低出力だと痛みもなく使えます。レベル5に上げるとチクッとした痛みがあります。
  • コードレスで使えるのはやっぱり便利。背中も楽にできました。
  • 連続ショットがちょっと遅いかな……。
  • バッテリーがなくなるのが早い気がします。コンセントも使えるともっと便利だと思う。

 

 

ルメア アドバンスの口コミ

  • 軽いのがいいですね。バッテリー内臓だと重くて疲れます。
  • 男ですが、濃い目のムダ毛にもちゃんと効きました。ただ、ひげは効果なかったです。
  • センサーを肌に密着させるのにコツがいります。顔や指など凹凸がある部位は難しいかも。
  • 全体的にかなり満足。処理のあと、かゆくなることがあるので、冷却と保湿ケアをおすすめします。
  • 連射モードでボタン押しっ放しにするのが疲れます。ボタンの位置が少しずれるとちょうどいいんですが。

 

 

ルメア エッセンシャルの口コミ

  • 使い心地はやさしいと思います。熱くなるけれど痛みはないです。
  • 使い方がシンプルなのがよい。いろいろできるよりも、ビギナーには単純なほうがありがたいです。
  • ボディは意外と大きく、少し持ちづらいかな、と思いました。女性だともっと大変かもしれない。
  • 薄いムダ毛にも濃いムダ毛にも、それなりに効果がありました。あせらず処理していくのが大切かと。
  • 取扱説明書が不親切すぎる。文字が小さくて読みづらいし内容もわかりづらい。初心者には伝わらないのでは?
  • 肌感知センサーが作動しづらいです。きちんと照射できているのかが少し不安。

 

 

フィリップス ルメアを安く買う

現行モデルである、「プレステージ」、「アドバンス」、「エッセンシャル」、3つの機種の価格を比較します。

 

楽天市場、amazon、ビックカメラなど、大手ネットショップで最安値は……?

 

ルメア プレステージの価格比較

  価格 送料 ショップ  
48,800円 無料 amazon ×  
50,826円 無料 楽天市場  
66,880円 無料 ビックカメラ  

 

ルメア アドバンスの価格比較

  価格 送料 ショップ  
37,584円 無料 ヤマダウェブコム  
41,000円 無料 amazon ×  
41,050円 無料 楽天市場  

 

 

ルメア エッセンシャルの価格比較

  価格 送料 ショップ  
19,000円 無料 amazon  
20,060円 無料 ビックカメラ  
21,664円 無料 コジマネット ×  

 

 

フィリップス ルメアのその他の機種を紹介

フィリップス ルメアは2010年に初代モデルが登場し、2016年まで数種類の機種が販売されています(2018年現在)。

 

現在の最新モデルは、上記のとおり「プレステージ」、「アドバンス」、「エッセンシャル」の3機種ですが、旧モデルの中にはまだネットショップなどで取り扱いのあるものもあります。

 

その中から新品で購入できる機種をピックアップしました。機能や特徴、大まかな値段を紹介します。比較の参考にしてください。

 

  アドバンス エッセンシャル プレシジョンプラス
型番 SC1993/70 SC1991/00SC1996/70(色違い) SC2008/72
サイズ / 重量 17.7×14×9.2cm / 360g 14×18×9.5cm / 360g 23.5x8.5x15cm / 538g
照射範囲 4.0cm2  ――  ――
最大ショット数 25万回 10万回 14万回
ショットのスピード (両膝下の処理にかかる時間) 12分  ――  ――
出力レベル 5段階調節 5段階調節 5段階調節
カートリッジ ボディ  ―― レギュラースモール
電源 コンセント コンセント コード
最安値 35,630円 35,532円 56,000円

 

製品の名称が同じなのがまぎらわしいですね。

 

名前だけ見て購入したら、欲しい機能がなかった、ということもあり得ます。型番を確認してから購入するようにしてください。

 

 

まとめ

口コミを見ると、フィリップス ルメアの脱毛効果は思ったよりも高いですね。

 

シェーバーでムダ毛を処理したあとにルメアでケアすると、剃り跡がなくなって肌もツルツルする、という評価が少なくなかったです。

 

フィリップスが断っているように、永久脱毛の効果はないので、あくまでシェーバーとペアで使用するのが基本になります。

 

また、カートリッジ交換ができないなどのデメリットはありますが、ムダ毛ケアの能力は低くなさそうですね。