家庭用脱毛器2PS(ツーピーエス)について

家庭用脱毛器の2PS(ツーピーエス)の、いちばん特筆するべき特徴は、デリケートゾーンのムダ毛処理をすることができる、ということでしょう。

 

Iライン、Oラインも含めて処理することができる家庭用脱毛器は少ないため、2PSの存在は貴重です。

 

腕やわきの下などの脱毛のほか、VIO脱毛のコツや注意点もあわせて解説します。

 

 

 

2PSは、VIO脱毛ができる家庭用脱毛器

「デリケートゾーンへの使用は可能」となっている家庭用脱毛器の場合も、ほとんどはビキニラインへの使用のみです。Iライン、Oラインへの使用は非推奨、つまり使用しないでください、となっています。

 

でも、多くの家庭用脱毛器ユーザーが処理したいのは、Iライン、Oラインなど、エステやクリニックで施術してもらうのに抵抗がある部位なんですよね。

 

VIO、すべてのパーツを処理したいという方には、2PSはおすすめの家庭用脱毛器といえます。

 

VIO脱毛のほかに、2PSには以下のような特徴があります。

 

  • 美顔機能(美顔用カートリッジは別売)
  • ミュート(消音)機能
  • 照射範囲は3.1×2.1cmと広め
  • 1個のカートリッジにライトを2本搭載した、ツインキセノンランプ

 

「VIO可」となっていても、実際はビキニラインしか処理できない脱毛器も多い

 

2PSのVIO脱毛

 

 

2PSの使い方。脱毛の手順から注意点まで

ムダ毛処理の手順

患部のムダ毛をシェービングしておく

皮膚の下の毛根にライトが浸透するように、ムダ毛を短くシェービングします。2、3日〜前日までに処理しておきましょう。

 

脱毛処理の直前だと、シェービングでできた傷が悪化して炎症やかゆみが起きることがあります。

 

患部を冷やす

光脱毛は毛根を高熱で焼く方式なので、火傷のリスクがあります。患部の肌をよく冷やしておくと、肌の温度が上がりづらくなり、火傷を防ぐことができます。

 

処理時の痛みを軽減する効果もあります。

 

2PSを使ってムダ毛を処理する

2PSはコンセント式なので充電する必要がなく、すぐに使用することができます。

 

電源を入れたら、本体を操作して出力レベルと、オートショットか手動照射かの選択します。出力はレベル1〜8まで設定することができます。

 

ハンドプローブを患部にあて、照射します。ライトがもれないように照射口を肌に密着させます。

 

処理が完了したら患部を冷やしましょう。痛みが強かったり、赤みがでる方は、ショットのたびごとに冷やしていくとよいでしょう。

 

 

2PSで処理することができる部位や、使用周期は?

使用できる部位とできない部位は?
部位 使用の可否
顔の上部   ×
顔の鼻から下(ひげも含む)・首   ○
肩〜ひじ下   ○
わきの下   ○
手足の指・甲   ○
背中・胸・お腹・お尻   ○
VIOライン   △(一部粘膜部分は不可)
太もも〜ひざ下   ○
産毛   △(オートショットだと反応しないことがある)

 

2PSが使えない、VIOの「粘膜部分」とは?
  • 肛門
  • 膣口
  • 陰茎

 

この3つの部位は、ライトの照射を避けましょう。つまり、内臓の出口になっている部分といえばいいでしょうか。

 

特に、肛門と膣口は粘膜の奥にすぐ内蔵があります。ちょっと間違うと内臓の内壁に熱が加わるリスクがありますから、危険度がより高いのです。

 

実際、これらの部位にライトが当たってしまい、あとでヒリヒリ痛んでつらかった、というユーザーの声もあります。ちょっと面倒かもしれませんが、ここはしっかりと保護しましょう。

 

VIO脱毛の際は、下着などで覆ってショットを打つといいですね。

 

 

こんな場合は、2PSの使用を避けましょう

  • ペースメーカーなど、医用電子機器を使用している
  • 糖尿病
  • てんかん
  • 光過敏症
  • 心臓や血圧など、循環器にトラブルがある
  • 過去に皮膚がんを患っている
  • ステロイド剤を使用している
  • 静脈瘤
  • 日焼け

 

いずれの場合も、症状を悪化させるリスクがあります。

 

糖尿病は、症状そのものを悪化させるわけではありませんが、糖尿病には傷が治りづらいという症状があります。脱毛器は熱で皮膚が損傷するリスクがありますから、避けたほうが無難です。

 

 

使用周期

メーカーによると、2週間に1度のペースでの使用がおすすめです。

 

2週間のサイクルで使用していくと、休止期に入っているムダ毛が成長期に入ったタイミングで処理することができます。

 

また、光脱毛は肌が熱でダメージを受けますから、肌の回復のためにも、ある程度日数を空けて使用するのが正解です。

 

 

〈コラム〉 静脈瘤に脱毛器を使ってはいけないのはなぜ?

静脈瘤は、主に足の静脈に、こぶのようなふくらみができてしまう症状のことです。

 

長時間の立ち仕事やふくらはぎの筋力不足、妊娠などが原因で起こることが多く、そのため、男性よりも女性に多く見られます。ある統計によると40才を過ぎた女性の約10%の方に、何らかの静脈瘤が認められるとか。

 

「わたしの足にもあるなあ」という方、多いのではないでしょうか。

 

上記のように、静脈瘤の部分には、家庭用脱毛器を使うことはできません。これは、2PSだけではなく、ほかの家庭用脱毛器でもエステサロンで脱毛を受ける場合でも同じで、静脈瘤ができている部分は避けてライトを照射することになります。

 

なぜ静脈瘤に脱毛ライトを当ててはいけないのかというと、肌の体温が上がって、血流が促進されてしまうためです。

 

そもそも静脈瘤ができるのは、血液がふくらはぎなどたまってしまうことが、根本的な要因です。

 

普通は、ふくらはぎの筋肉が血液を上に押し上げることで循環させるのですが、前述のように筋力が不足していたり、長い間同じ姿勢で立ち続けていると、血液がスムーズに戻ることができません。

 

血液が慢性的にふくらはぎにたまった結果、血液を押し戻す血管内の「弁」が壊れ、たまった血液で静脈が膨れ上がってしまうのです。

 

弁が壊れているため、足の血流がよくなっても血液は循環されず、こぶの部分にさらに集まることになります。つまり、症状が悪化してしまうわけです。

 

静脈瘤は、基本的に悪化したからといって深刻な病気につながる症状ではありませんが、でも特に女性だと気になりますよね。

 

病院で診察を受けたことがある方は、熱いお風呂に入ったり、温めすぎないように指示されたと思います。光脱毛を受けないほうがよいのは、これと同じ理由なのです。

 

光脱毛によって静脈瘤が悪化するプロセス

静脈瘤と光脱毛の関係

 

 

2PSでVIO脱毛に挑戦

VIOの脱毛は、基本的にほかの部位とやり方や手順は同じですが、気をつけるべきポイントもあります。

 

 

VIO脱毛の手順

VIO脱毛の手順

 

VIO脱毛のポイントその1 患部は清潔にしておく

何度か述べているように、家庭用脱毛器の2PSは光脱毛で、これはムダ毛の毛根を熱で焼く処理方法です。でもその際、毛穴も熱で傷つきますから、そこに雑菌がつくと化膿する危険があります。

 

腕や足など、ほかの部位を処理する際もそれは気をつけなければいけませんが、VIO脱毛の場合は特に清潔を保つようにしてください。

 

デリケートゾーンは体の構造上、排泄物が付着しやすくなっています。しかも下着で蒸れる時間が長く、非常に雑菌が繁殖しやすい環境にあるのです。

 

ほかの部位は汗を拭くくらいでよいのですが、VIOの場合はできれば直前にシャワーで軽く洗い流したり、ウェットティッシュで拭くなどして、肌についた雑菌を取り除いておきましょう。

 

処理のあと、かゆみや赤みが見られた場合は、冷やすだけでなく、消毒薬で毛穴を消毒してもよいと思います。

 

 

VIO脱毛の際のポイントその2 照射不可の粘膜部分をガードする方法

肛門は、ばんそうこうを小さく切って、肛門全体を覆うように貼り付けます。

 

そのほかの部位は、下着の股上の部分を中心に寄せて、布で隠すようにするとうまく隠すことができます。

 

この場合、下着やばんそうこうは白い色のものを使用してください。黒い色の素材だとライトの熱を吸収してしまうので、保護機能が低下してしまうのです。

 

照射するときは、手元が見えづらいので鏡などを使うとやりやすいです。ただし、鏡にライトが反射して目に入らないように、照射口はしっかり肌に密着させてください。

 

 

2PSで美顔ケア。やり方、注意点、効果は?

2PSによる美顔モードの使い方は、脱毛モードと同じです。

 

美顔用カートリッジを取りつける
  ↓
たるみ、くすみなど、顔の気になる部分に照射
  ↓
ケア後は患部を冷却

 

 

フラッシュによる美顔の仕組み

脱毛モードではフラッシュが毛根に熱を加えましたが、美顔モードもまた、患部の肌を温めるのが基本的な仕組みです。

 

肌を温めてターンオーバーを促進させたり、肌の奥の真皮層に熱で刺激を与えることでコラーゲンの生成をうながし、肌のハリを取り戻します。

 

ただし、脱毛用カートリッジと美顔用カートリッジとでは、照射されるフラッシュの波長が異なっています。

 

脱毛用は比較的波長が長く、メラニン色素への感度が低い波長、美顔用のフラッシュは、もっと短く、メラニン色素への感度もやや高い波長も含みます。

 

脱毛用のフラッシュのほうがメラニン色素への感度が低いのは意外に感じますが、毛は肌よりもずっと色が濃いですから、感度の高い波長を使うと火傷のリスクがあるのです。

 

 

美顔モードを使用する場合の注意点

目の周りと、メラニン色素の多い部分には照射することはできません。

 

  • 顔の上部
  • ほくろ
  • 日焼け

 

のある部分への照射は避けましょう。

 

ほくろはばんそうこうで覆うといいですね。ほくろはNGですが、フォトフェイシャルはシミ取りにも使用されているので、シミへの照射は大丈夫です。

 

シミのある表皮を熱で焼き、表皮がはがれ落ちやすくします。日焼けのときのような感じですね。肌を焼くのである程度の痛みはあります。あまり痛いようならストップしたほうがいいかもしれません。

 

美顔モードは脱毛のような痛みは少ないので、体調への影響は少ないと思われます。でも、妊娠・授乳中や飲酒中、高血圧など、デリケートな体調のときは注意してください。

 

また、光過敏症の方は使用を避けてください。

 

 

美顔モードの効果は?

ほうれい線、毛穴、くすみやたるみに効果があった、という口コミが、けっこう多く見られました。

 

コラーゲンの生成も助けるため、肌が内側からふっくらして、ほうれい線や毛穴が目立たなくなるようです。効果をあげるためには、ある程度、継続して使用することがポイントです。

 

 

2PSを使ってみた! 長所、短所、効果は……?

家庭用脱毛器2PSを実際に使用した方の声を集めました。

 

 

2PS、ここが長所

  • VIOを全部処理できるのは大きいです! エステサロンのように恥ずかしい思いをしないですみます。
  • ほかの脱毛器と比べると、痛みはやや少ないような気がします。
  • はじめは効果を感じづらいですが、根気よく続ければきちんとムダ毛は薄くなります。
  • オートショット機能が便利。広い部位を処理するときはボタンを何度も押していると疲れてしまうので。

 

 

2PS、ここが短所

  • ハンドプローブが大きめなので、VIO脱毛のときは照準が合わせづらかったです。
  • チャージ時間が長い! 処理範囲が広くなると、チャージの長さが面倒になります。
  • 部位によってはハンドプローブのコードが邪魔になることがありました。
  • カートリッジの残量表示がほしかったです。どのくらい使ったか、自分ではわかりづらいので……。
  • 1年くらい使ったら故障しました。こんなものでしょうか?

 

 

2PSの脱毛効果は?

  • VIO脱毛は、低いレベルだとあまり効果がないです。ちょっと痛いですが、高めのレベルで照射すると効果あり。
  • 脱毛効果についてはよくわかりませんでした。使い方が悪いのでしょうか……?
  • 効果に差があります。同じ部位の中でも、まったく生えなくなるところと、しつこく復活するところがあります。
  • 光脱毛なのでやっぱり時間がかかります。1ヵ月、2ヵ月だと効果は感じられないです。半年から1年続けると、ちゃんと薄くなりますよ!

 

光脱毛はパワーが低いので、毛根を充分に破壊することはできません。効果が出るまでに時間がかかったり、効果にむらが出てしまうのは、そのためです。

 

上の口コミでもわかりますが、これは光脱毛の性質なのでしかたのないところです。

 

とはいえ、ある程度の期間処理を続けることと、ブランを空けすぎずに定期的に使用すること、このふたつをポイントに使用すれば、家庭用脱毛器でも一定の効果はあるようです。

 

――2PSのチャージタイムについて――
2PSのチャージタイムは3〜4秒です。何回もショットを打っていると、この時間が長く感じる、じれったく感じる、という声は少なくないですね。

 

チャージタイムは、出力レベルや電源の電圧で変化します。高いレベルで使用すると、その分電気をためる必要があるため、チャージタイムはやや長めになりますね。

 

また、コンセントがタコ足配線になっている場合も、電圧が低くなるのでチャージタイムが長くなります。チャージタイムが気になる方は、コンセントの配線をちょっと見直してみてください。

 

 

2PSはどこで購入すればいいの?

2PSの価格比較です。

 

  価格 送料 ショップ 代引手数料  
39,700円 無料 amazon × 324円  
39,800円 無料 T.U.F楽天市場店 600円  
49,800円 無料 T.U.F(公式ショップ) 600円  

 

上は、「本体 + 脱毛用カートリッジ」のセットの価格です。

 

美顔用カートリッジも付属したセットは、公式ショップでだけ販売されており、価格は53,800円になります。

 

なお、家庭用脱毛器は、2PS以外にもいろいろあり、こちらのページで紹介しています。

 

値段や性能や効果もいろいろですので、ぜひ、家庭用脱毛器選びの参考にしてみてください。

 

家庭用脱毛器の比較はこちら

 

2PSのカートリッジ価格、修理について

カートリッジ

2PSのカートリッジを取り扱っているのは、T.U.Fと、T.U.F楽天市場店の2箇所のみ。つまり公式ショップ以外では購入することができません。

 

  T.U.F T.U.F楽天市場店
脱毛用カートリッジ 6,480円 6,480円
美顔用カートリッジ 7,900円 8,618円
その他  ― 脱毛用カートリッジは、2個セット、4個セットもあり

 

 

保証期間

保証期間は1年で、その間は無償で修理を受けることができます。

 

そのあとは、カスタマーセンターに連絡すると、有償で修理になります。

 

 

モーパプロとの比較。互換性について

2PSは以前、「モーパプロ」という名称で販売されていました。

 

調べたところ、製造メーカーは、2PSもモーパプロも、韓国の美容機器メーカー「Pro-Max社」ですが、販売社が「株式会社フレアー美研」から「株式会社ティ・ユー・エフ」に変わっていますね。

 

おそらく、日本国内での販売元が変わったので、それにともなって商品名も変更されたのだと思われます。

 

そうなると、仕様に変更はあるのか、カートリッジに互換性があるのかなどなど、2PSとモーパプロの違いが気になりますね。

 

2PSとモーパプロの製品詳細

  2PS モーパプロ
サイズ / 本体重量 196mm×138mm×178mm / 1.1kg 196mm×138mm×178mm / 1.1kg
ハンドプローブの重量 130g 不明
脱毛方式 光脱毛 光脱毛
照射口サイズ 3.1cm×2.1cm 3.1cm×2.1cm
カートリッジ照射数 約132,000回 (レベル4) 約8,000回 (レベル8)
VIOへの使用 可能 可能
チャージタイム 3〜4秒 3〜4秒
冷却方法 ファンによる空冷 ファンによる空冷
電源 AC100V 50/60Hz AC100V 50/60Hz
消音機能 あり なし

 

こうして比較してみると、ほとんどスペックは変わらないですね。2PSになって消音機能が追加されたくらいでしょうか。

 

カートリッジの照射回数はちょっと比較しづらいですが、結局2PSもモーパプロも回数は変わっていないようです。

 

すでにモーパプロを持っていて、まだ使える、という方は、わざわざ2PSを購入する必要はないかもしれませんね。

 

 

2PSとモーパプロ、カートリッジに互換性はある?

一応の互換性はあるようです。

 

カートリッジのツメの形などが共通なのでふつうに取りつけることができますし、きちんとライトが照射されます。

 

そのため、2PSのカートリッジを購入してモーパプロに取りつけて使用する、または、まだ照射回数の残っているモーパプロのカートリッジを2PSに取りつけて使用する、という裏技も可能です。

 

実際、そのようにカートリッジをトレードして使用している方もあります。

 

ただし、別機種のカートリッジを使用して、万が一故障が起きた場合は、これは保証の対象外となります。確かに互換性はありますが、あくまで自己責任でお願いします、ということですね。

 

カートリッジに互換性がないわけではないが、リスクはある

カートリッジの互換性